過疎地域の人口の少ない地域ほど、移住者が増えている実態

田舎風景
こんにちは。

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さて、日本農業新聞に移住に関する調査結果で気になる記事がありましたので少し書いてみたいと思います。
参考:https://www.agrinews.co.jp/p43334.html

過疎地域の人口の少ない地域ほど、移住者が増えている実態

昨日総務省が公表した「田園回帰」に関する調査結果で過疎地域の人口の少ない地域ほど、移住者が増えている実態が明らかになったようです。

国勢調査を分析した結果、2010~15年の5年間で都市から移住した人が増えた過疎地域は、
人口2000人以下の区域が35%と最多で、2000人を超える区域を上回ったということです。

総務省過疎対策室によると「特に条件不利とされる地域で移住が増えている」とのこと。

総務省では5年に1回の国勢調査をもとに「都市部から過疎地域への移住者」の実態を分析し、
2000年4月1日時点の市町村を区域として、10年から15年までの動向を調査。

その結果、全国の過疎地域1523区域のうち移住者が増えたのは397区域に上ることが判明。

山村や離島など条件が不利な地域への移住者も増える傾向が強く、山村振興法の山村指定地の28%で移住者が増加、離島法の指定地も30%で移住者が増え、山村・離島指定以外の地域より増加割合が上回った。

過疎市町村への調査では移住定住対策を始めた時期が早いほど移住者が増え、対策が遅いほど増加割合が低下する傾向があり、対策の効果はすぐに表れないが時間をかけて効果が出ているようである。

以上、ニュース概略。

これからの田舎、地方はどうなる?

これから先、日本の市町村の半分は消滅の恐れがあるとも言われています。
地方自治体もコンパクトシティ構想をかかげ、上下水道をはじめとするインフラの維持や住民サービスを中心地に集中する事で地方自治体の存続を考えています。

全国的な少子高齢化に加え、地方では人口減に伴う税収減が続き厳しい状況ですが、町をコンパクトにして維持していくという消極的な構想だけではなく、都市へ流出した人口を取り戻すべく魅力ある地域づくり、移住者対策を打って出る事により地方に活気が戻り発展していき、地方から日本全体に活気がでるような国の未来が来ることを願います。

簡単に実現できることではないですが、積極的に取り組んでいる地域があり、成功事例が上がってきている事は素晴らしい!
経済の中心は都市部でも、インターネットの普及により地方から発信する事も可能な時代。
田舎暮らし、移住検討者の中から各地域で人を取り合うのではなく、地方移住したいと思えるような環境が全国の田舎でも広がっていけるといいですね。

さぁ、魅力いっぱいの田舎暮らしを始めよう♪